五.五感日記 〜I sometimes see ghosts and hear things〜

誰もがもってる「微」霊感があるだけ。第六感に満たない五.五感な日々の雑記。

ブログタイトル変更!まさかのかぶり…。

当初、「微霊感日記」という名前ではじめた当ブログ。

 

語感的には嫌いじゃなかったけれど、とある方のブログタイトルと「微霊感」の文字がかぶっている事に気づく。

 

うわあ、マジかー。

 

なんか自分がパクったみたいで嫌だ〜。

 

タイトル変更をする事に決めたものの、良い名前が浮かばない。

 

霊感って英語でシックスセンス

 

そういう名前のホラー映画もありました。

 

日本語になおすと第六感。

 

じゃあ微霊感なら、五.五感くらい?

 

というわけで、「微霊感日記」改め、「五.五感日記」。

 

是非、よろしくお願いしますm(__)m

 

霊はいるのか問題 ! 証明できる?

  霊現象については客観視しにくい、というかほぼ不可能という事実があります。主観が全てといっても良いかもしれません。微霊感などと言っているぼくも「霊がいるというなら証明しろ」と言われたら「できません」と白旗をあげます。なぜならぼくの主観の中でしか感知できない存在だからです。

 

 ぼくは心霊番組を見たり、スピリチュアルに関する本など読んだりしますが、その主な理由は自分と同じ体験をした人がいるのか、自分と同じ見えかたをするのか、という事を確認したくなるからです。

 

 「一緒だ」と思う事もあれば「自分とは違うな」と思う事もあり、半々といったところでしょうか。

 

科学的に幽霊の存在を証明する事ができるようになれば、と思いますが、もう少し先の未来の話になりそうです。

 

ですので、「幽霊はいるのか」という問いには「自分はいると思います」と返します。断定口調では言いきれないツラさがあります。

 

そのくらい曖昧な幽霊という存在ですが、だからこそ、というか、複数で同じものを見たときなどは、「怖い」より先に「嬉しい」という気持ちになります。

 

昔、夜中に友人と家で勉強していた時の事です。

その日は誰もいないはずなのに、人の気配がしたり「あ、今日、いるわ」と感じる日で、幽霊など見たことないと言う友人も「なんか気味が悪い」と言っていました。

 

畳に座ってコタツテーブルで友人と差し向かいで勉強していたのですが、ふと、頭上から気配を感じ、顔を上げると生首がぶら下がっていました。

長い髪の毛が上下左右に広がり、髪の毛で天井に吊るしてあるかたちになっていましたが、不思議な事に見えたのは後頭部のみ。

向こうを向いた生首を後ろから見ているという不思議な構図でぼくの中で「?」の文字が浮かびました。

 

気づくと、目の前の友人も顔を上げ、口を開けてあんぐりとしていました。

 

友人も生首を見たらしく、目が大きく見開かれてました。

 

ぼくは「口に出すなよ」と言って知らぬ風に勉強を続けました。

 

幽霊の対処法第一は無視です。人間も無視されるとツラいものでしょうが、幽霊も無視はこたえるのか、ちょっとしたものならば、無視し続けていると一時的にいなくなったりします。

 

気配が消え、しばらくたってから、友人がぼそっと「生首がいた」と言いました。

 

「自分と同じものを見た」と思ったぼくが、友人にどういう生首か聞くと、「髪の毛で天井にぶら下がっていた」とまったくぼくと同じものが見えていて、こう言っては何ですがとても嬉しくなりました。

 

唯一違っていたのは、友人が見たのは生首の顔の方だったという事。

女性の顔だったと言っていました。

 

当たり前といえば当たり前かも知れません。

ぼくと友人が差し向かいで座り、その間に生首が現れたのですから。

 

でも、これ結構嬉しかったんです。

 

主観でしか感じ取れないと思っていた霊の存在を、他者と同時に見ており、答え合わせもバッチリ。幽霊の前後も矛盾なくばっちり見え、一致。

 

少なくともこの友人との間ではしっかり幽霊の存在について確認、共有できたわけですから、嬉しくないわけありません。霊体験のツラいところ第一位は他人となかなか共感できないことだと思います。

 

 

 

 

 

 

 


 

 

 

 

 

 

金縛りはこう解け! 金縛りの種類について

 はじめのころは金縛りにあうとどうにもこうにも外れずに困っていましたが、今ではコツをつかみ、割とすんなり外せるようになりました。

 

金縛りにあった時は、とにかく指一本動かすことに専念することです。

 

指一本動かせればあとはそこをとっかかりに「えい」と腕から起き上がれば簡単に外れたりします。

 

この金縛りの解き方については漫画家の伊藤三巳華先生も、著作の「スピヲタ子ちゃん」の中で書かれており、意外とメジャー(?)な

方法のようです。

 

ところで金縛りにも疲れからくるものもあれば、霊的なものもあり、疲れからくるものであれば気にせずにそのまま寝てしまえばよいと思います。

 

霊的なほうは明らかにいや〜な気配がするので、誰でもわかるかと思います。

 

昔、夢の中で女性の霊に追いかけられ、なんとか逃げ切ったというところで目が覚めると、逃げ切ったはずの女性の霊が布団にしがみついていて、金縛りにあっていた事がありました。

 

その時は、ご説明した「指先金縛り外し」で金縛りをといたのですが、女性の髪の毛が顔に絡まる感覚があり、非常に気味が悪かった事を覚えています。

 

それからしばらくして、耳の中でガサガサ音がして鼓膜が痛かったので耳鼻科に行ったのですが、先生がピンセットを耳の中に入れて引っ張ると長い女性の髪の毛が出てきて、ぞっとした覚えがあります。

 

女性の霊になんら身に覚えもなく、どこで憑かれたかもわかりませんが、実際、そういう体験については「どこで」とか「何がきっかけで」というのははっきりしない事も多いです。

 

からだの不調やなにかあったわけではないけどイライラするという時はそちら方面もそれとなく疑ってみるのも良いかも知れません。

 

そういう時は神社に行って500円玉を入れてお参りすると良いかも知れませんよ。

 

逆に金縛りにあって出てきた霊が、悪いものではなかった場合などもあります。

 

武士の霊が現れて、一晩かけて説教されたという経験があり(当時、仕事に疲れて投げやりな生活をしていた)、金縛り=悪い霊とばかりはいえないところもあるようです。

 

ちなみにこちらは前述した金縛り外し、効果ありませんでした。

 

武士の霊、悪いものではなかったのですが、やはり肉体がないと「疲れる」という概念がないのか、「翌日、仕事だから寝せてくれ〜」と言うぼくに「さようか、それでな…」と延々話を続けるという迷惑さで、二度と出てきて欲しくないと生活を改めました。

 

ひょっとしたらそれを狙っていたのかも知れませんが。

 

それでは、また。

 

 

「俺の話を聞け」御札をめぐる霊の叫び

 タイトルですが、クレイジーケンバンドとは関係ありません(笑)

 

ぼくが社会人になってからの話です。

 

当時、とある金融関係の会社に勤めていた新入社員のぼくは、新人研修で指導してくださった先輩が、異動でぼくと同じ支店に配属になり、引っ越しの手伝いをすることになりました。

 

先輩の引っ越し先であり、ぼくも住んでいた社員寮は、お世辞にもキレイとは言い難く、食堂の壁にヒビが入っていてそこから外が見えるという荒れようで、まさにオンボロといっていい建物でした。

 

拭いても拭いてもぞうきんが黒くなるなか、頑張って掃除をし、部屋に荷物を運んでいると、先輩が「なんだこれ」と一枚の紙の包みを持ってきました。

 

先輩の部屋の押し入れから出てきたそれは古い御札でした。

 

文字が達筆すぎてよく読めなかったのですが、「佛」という字が入っていました。

 

「俺、こういうのダメなんだよ」と気味悪がった先輩は「お前、処分しておけ」と半ば押し付けるようにぼくに御札を預けてきました。

ぼくもあまりいい気持ちはしませんでしたが、先輩の言う事ですから逆らうわけにもいきません(上下関係の厳しい、わりとブラックな職場でした)。

 

しぶしぶ預かったぼくでしたが、さすがに御札をゴミに出すわけにもいかず、翌日、地元の神社に持って行くことにして、その日は御札を自分の部屋に持って帰りました。

 

六畳一間の自分の部屋の中に御札を上げる気にはなれず、玄関の隅っこに御札を置き、布団を敷いて寝ました。

 

その日の夜です。

 

苦しくてふと目が覚めました。

 

体が縛り付けられたようにぴくりとも動かず、汗がだらだらと流れていました。

 

金縛りというのを体験したのはこの時が初めてです。

目だけがうっすらと開き、時計を目の端でみると午前2時半くらいでした。

 

手は指一本動かせず、気持ちばかり焦るなか、ぼくは部屋の中に人の気配があることに気づきました。

 

それは男でした。中年くらいの男性だったと思います。黒い輪郭で覆われていてはっきり姿は見えませんでしたが、その男性はぼくが寝ている布団の周りを、

 

ズズ……ズズ……

 

と摺り足で音をたてながらぐるぐると歩いていました。

 

なにやらぶつぶつと呟いていましたが、声がくぐもっていてよく聞こえません。

 

ぼくは恐怖と気味の悪さに、男の声を聞かないようにしようと、必死に意識をそらしました。

 

だんだんと男の声が大きくなっていき、誰かを罵るような口調で何事か言っていましたが、とにかく聞きたくない、早くどこかへ行ってくれ〜、と汗にまみれた布団のなかでそればかり念じていました。

 

すると、ピタリと男の足が止まり、突然、

 

バン!

 

と男が両手をぼくの枕元に着いたのです。

 

そして、鼻が触れ合うかという距離でぼくの顔の前に男がぬっと顔を突き出して

 

「俺の話を聞け〜!」

 

とものすごく大きな声で怒鳴られました。

 

瞬間、ひゅっと息が止まり、全身の毛が総毛立ち、「やばい」と大きな恐怖を感じました。

 

その時です。

 

なぜかたくさんの犬の吠える声が「ワオーン」と一斉に聞こえ、スーっあたりが明るくなり、気づけば朝になっていました。

 

近所に犬を飼っている家もなかったのでとても不思議でしたが、犬の鳴き声と一緒に男の姿は消えていました。

 

こどものころから犬を飼っていた家で育ち、僕自身、犬好きだったので、昔飼っていた犬が助けてくれたのだ、と感じました。

 

GS美神」というマンガに「犬の吠える声には退魔の力がある」という話があるのですが、この一件から、実際に犬にはそういう力があるとぼくは感じています。

 

もし犬を飼っているご家庭なら、家族が知らないだけで、人知れず犬が悪いものから家族を守ってくれているかも知れません。

 

御札ですが、恐怖にとりつかれたぼくはすぐに車を飛ばし、地元の神社に御札を持って行きました。

出てきた神主さんの奥さんに「御札を処分して欲しい」と頼んだところ、なんと断られたのです。

 

「佛という字が入っている。神社ではその字は使わない」というのが主な理由でしたが、こちらとしても恐怖体験の後だったので、「そこをなんとか」とねばりました。

 

しかし、神主の奥さんから邪険に追い払われてしまい、すっかり途方にくれました。

 

困りきったぼくは、檀家でもない近くのお寺に飛び込み、こちらも住職の奥さんに「御札を処分して欲しい」と頼みました。

こちらの奥さんも「御札は神社で、お寺では御札は出さないから」と断られたのですが、神社にも断られ、困っていることを伝えると、「では預かっておきます」ととても快く預かってくださいました。

 

それ以後、あの男は出てきてませんが、お寺が御札をどう処理してくれたのかはわかりません。

 

ちなみに最初にお願いに行った神社ですが、小学生のころから初詣はここ、という長い付き合いの神社でした。しかし、この一件から、すっかりこの神社に対する信心が薄れてしまい、今では初詣は違う神社に行くようになりました。この神社が悪いというわけではないのですが、応対がつっけんどんだったので、なんだか行く気になれなくなってしまったという感じです。逆の立場で考えれば御札の処分を、と突然やって来られて、先方としても迷惑だったのかも知れませんが。

 

もし、引っ越しを考えていらっしゃる方がいたら、引っ越し先の押し入れになにも残っていないか、確認されることをおすすめします。

 

それではまた。

 

 

心霊現象について

 心霊現象と言われていきなりピンと来られる方もいないと思いますが、正直、ぼくもそもそも心霊現象やら霊感といったものとは無縁に生きてきた人間でして、こどもの頃は「あなたの知らない世界」を見て普通に怖がったり(年代ばれる)、宜保愛子さんすげー、と思ってたりしていた(今でも宜保さんすげーと思ってる)、人間だったりします。

 

そんな自分が霊感というもの目覚めた始まりは大学生の頃の事だと思います。

 

当時、大学生のぼくは下宿暮らしをしていました。

その下宿は元々は病院だったのですが、後を継いだ息子さんが歯医者さんで、病院の入院スペースが無駄になり、「ならば」と学生向けの下宿に再利用したという物件で、住んでいた部屋は元・病室。床はリノリウムでもろ病院の雰囲気そのままでした。

 

家賃は当時で2万ちょい。風呂トイレ洗濯炊事場全て共同。2階建ての小さな古い建物で、それなりに「そういう雰囲気」はあったと思います。

 

だからなのか、わりと「出る」と有名で、それまで霊感のかけらも感じなかった自分も、トイレに行けば見知らぬこどもが背後に立ち、風呂に入れば爺さんの咳が聞こえ、洗面台で顔を洗えば、鏡に髪の長い女が写り込み…とわかりやすく経験(?)を積むようになりました。

 

面白いもので、そういう場所に住んでいるとぼくも含め、住人はみんな慣れていくようで…。

 

ある夜中、腹が減ったぼくが炊事場でラーメンを作り、部屋に戻ろうとしたところ、「バン」と音を建てて、一番はしの部屋に住んでいた先輩が飛び出してきたことがありました。

 

「どうしたんですか?」と聞くぼくに、先輩は首をおさえながらゼイゼイと荒い息を吐き、「寝てたら首締められた」と一言。

「やっぱりお祓い必要ですかね?」とラーメン持ったまま言うぼくに、「いや、いい。もう慣れた。また寝るわ」と言いおいて、部屋に戻る先輩。

特にぼくも何も思わず部屋に戻ってラーメンをズルズルと…。

 

人間、環境に慣れるものだなあ、としみじみ思ったものでしたが、そのころはまだ本当に怖いという体験はしていなかったのだと思います。

 

それから十年以上経ち、さまざまな経験をし、「怖い」と思うような事も度々起こり、霊能者の世話になる羽目になったりする事もあり、今では、よくあんなところ住めたな、と思うくらいです。

 

霊感なんて持っている人は特別な人で、今まで幽霊なんて見たことないし…、なんて思っている人もいるでしょうが(自分もそうだった)、実際体験してみて、霊感はみんな持っているものだと思うようになりました。

今はたぶんたまたま見えていないだけ。

 

そういう方が「見てしまった」時に少し役にたてるかな、くらいの事はブログで書いていけたらと思います。

 

まあ、飽きっぽい自分が続くかどうかも不明ですが…(-_-;)

 

という事で、ぼちぼちと記事をあげていきたいと思いますので、よろしくお願いしますm(__)m