五.五感日記 〜I sometimes see ghosts and hear things〜

誰もがもってる「微」霊感があるだけ。第六感に満たない五.五感な日々の雑記。

心霊現象について

 心霊現象と言われていきなりピンと来られる方もいないと思いますが、正直、ぼくもそもそも心霊現象やら霊感といったものとは無縁に生きてきた人間でして、こどもの頃は「あなたの知らない世界」を見て普通に怖がったり(年代ばれる)、宜保愛子さんすげー、と思ってたりしていた(今でも宜保さんすげーと思ってる)、人間だったりします。

 

そんな自分が霊感というもの目覚めた始まりは大学生の頃の事だと思います。

 

当時、大学生のぼくは下宿暮らしをしていました。

その下宿は元々は病院だったのですが、後を継いだ息子さんが歯医者さんで、病院の入院スペースが無駄になり、「ならば」と学生向けの下宿に再利用したという物件で、住んでいた部屋は元・病室。床はリノリウムでもろ病院の雰囲気そのままでした。

 

家賃は当時で2万ちょい。風呂トイレ洗濯炊事場全て共同。2階建ての小さな古い建物で、それなりに「そういう雰囲気」はあったと思います。

 

だからなのか、わりと「出る」と有名で、それまで霊感のかけらも感じなかった自分も、トイレに行けば見知らぬこどもが背後に立ち、風呂に入れば爺さんの咳が聞こえ、洗面台で顔を洗えば、鏡に髪の長い女が写り込み…とわかりやすく経験(?)を積むようになりました。

 

面白いもので、そういう場所に住んでいるとぼくも含め、住人はみんな慣れていくようで…。

 

ある夜中、腹が減ったぼくが炊事場でラーメンを作り、部屋に戻ろうとしたところ、「バン」と音を建てて、一番はしの部屋に住んでいた先輩が飛び出してきたことがありました。

 

「どうしたんですか?」と聞くぼくに、先輩は首をおさえながらゼイゼイと荒い息を吐き、「寝てたら首締められた」と一言。

「やっぱりお祓い必要ですかね?」とラーメン持ったまま言うぼくに、「いや、いい。もう慣れた。また寝るわ」と言いおいて、部屋に戻る先輩。

特にぼくも何も思わず部屋に戻ってラーメンをズルズルと…。

 

人間、環境に慣れるものだなあ、としみじみ思ったものでしたが、そのころはまだ本当に怖いという体験はしていなかったのだと思います。

 

それから十年以上経ち、さまざまな経験をし、「怖い」と思うような事も度々起こり、霊能者の世話になる羽目になったりする事もあり、今では、よくあんなところ住めたな、と思うくらいです。

 

霊感なんて持っている人は特別な人で、今まで幽霊なんて見たことないし…、なんて思っている人もいるでしょうが(自分もそうだった)、実際体験してみて、霊感はみんな持っているものだと思うようになりました。

今はたぶんたまたま見えていないだけ。

 

そういう方が「見てしまった」時に少し役にたてるかな、くらいの事はブログで書いていけたらと思います。

 

まあ、飽きっぽい自分が続くかどうかも不明ですが…(-_-;)

 

という事で、ぼちぼちと記事をあげていきたいと思いますので、よろしくお願いしますm(__)m