五.五感日記 〜I sometimes see ghosts and hear things〜

誰もがもってる「微」霊感があるだけ。第六感に満たない五.五感な日々の雑記。

霊能者の能力は本物? どうやって霊視しているの?

霊能者といわれる方についてですが、個人的にはあまり信用していないところがあります。

 

宜保愛子さんについては小学生の時のインパクトもあって「この人すげー」というのは未だにありますが(笑)

 

心霊写真を見て、「自殺した女性の霊」などわかる霊能者もいますが、「本当かな〜、大丈夫かな〜」というのが正直なところです。

 

というのも一時期、ぼく自身、微霊感なはずの霊感が高まったことがあり、人に憑いているものがわかったり、写真などに写った霊の正体がピンときたりする時期がありました。

 

霊的な感受性が高まり、意識の中に霊的な情報が流れ込んでくる感覚です。

 

この時のぼくは霊能者一歩手前な感じで、ぼくに「見て欲しい」という方も現れ、自分でいうのも何ですが商売にしようとすればたぶんできたと思います。

 

でもできませんでした。

 

とても怖かったからです。

 

この霊的な感受性が高まった状態はいうなれば高性能なアンテナを手に入れた状態です。

 

微霊感の感覚はノイズまじりのラジオくらいのものですが、唐突にテレビになる感覚でしょうか(例えがわかりにくくてすみません)。

 

情報量が多過ぎて、どれが正しい情報か判断が難しくなります。

 

そこをガイドしてくれるのが、守護霊のような高位の霊的な存在。「この情報は正しいですよ」「この人に憑いているのはこういう霊ですよ」と教えてくれる頼もしい存在です。

 

力を持っているとされる霊能者の多くはガイドがいます。みんなガイドと相談しながら霊視している事が多いです。

 

でも、ここに落とし穴が。

 

ガイドの正体、実はよくわかりません。

 

(よくわかりませんと言いながらなんとなく察しはついている部分もあるので、ぼくの中でまとまったらいずれお話します)

 

霊能者の多くはガイドの事を「神様」と言ったり「守護霊」と言ったりしますが、「本当に?」とぼくは思ったりします。

 

昔、自分が視ている感覚と霊能者が視ている感覚が同じなのかどうか知りたくて、ある女性霊能者のところに行ったことがあります。

 

その女性霊能者は「わたしにはコノハナサクヤヒメがついている」と言われていました。確かに高位の霊的存在はいました。白い薄絹をまとい、顔を隠した女性が霊能者の後ろに立っていましたが、コノハナサクヤヒメかと言われると、首をかしげてしまう感じでした。神様に似せているだけの何か別のものという感じがしたからです。

 

もし、このガイド、神様のふりをした何か悪い存在だったら?

 

霊能者も、その霊能者に関わった人もいいように振り回され、人生破滅してしまうことでしょう。

 

さらには、いつも同じガイドが現れるとも限らないというリスクもあります。

馴染みのガイドかと思ったら、そのガイドに化けたまったく別のものという事もあるのです。

 

この判断は霊能者でも難しいです。あるお世話になった霊能者はガイドについて予めサインを決めておいて本物かどうか見極めると言っていましたが、それだけ用心をしていても騙されることがあります。

 

霊的な存在は善悪、そして個体識別が霊能者からしても難しいのです。霊が放つ波動である程度わかりますが、高位になればなるほど見分けがつかなくなります。

 

その恐ろしさを理解している方で霊能者として活躍されている方をぼくは今のところ知りません。

 

第二の恐ろしさとして、霊能者に見てもらう人は何でも言われた事を信じ込むことが多いです。

かく言うぼくも、過去、霊能者としてまつりあげられそうになりました。

ちょっとしたことから霊感があると広まり、「あれもこれも」と何でも聞かれるようになりました。

人生の重大な選択も聞かれるようになり、「これはたまらない」とお断りしたこともあります。

自分の人生でさえ手一杯なのに、誰かの人生に責任なんて持てません。

さらに怖い事に聞かれる立場としては、霊視してもよくわからない事があっても、熱心に聞かれるあまり、何か言わなきゃという気持ちになることがあるのです。プレッシャーに負けてつい適当な事を口走りそうになるというのはぼくも過去ありました。

あんなプレッシャーを味わうのはちょっと自分は勘弁です。

 

霊能者としてやっている方はよくプレッシャーに耐えられるな、と本当に思います。

 

ここまで聞いてどうでしょうか?

 

ガイドの善悪も分からず、神様と鵜呑みにして霊視を行う霊能者と、その言葉を盲目的に信じる人…。

 

もう怖すぎじゃないですか。

 

もし霊能者に頼りたいとお考えの方は本当に必要かよく考えて、次のことに気をつけて下さい。

 

1、「わたしは神様の生まれ変わり」「◯◯という神様がついている」という霊能者はやめておく。

 

2、断定的な物言いをする霊能者、高額な報酬を要求、「◯◯しなければ死ぬ。地獄に落ちる」など脅迫めいたことを言う霊能者も当然やめておく。

 

3、霊能者の話をあまり信じすぎない。

 

もし何かに憑かれてるのでは、と不安な人はお賽銭に500円玉を握りしめて神社に行きましょう。